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    脈相をみる〜脈診上達のコツ〜

    • 2011.10.21 Friday
    • 09:46
     脈診をこれから学ぶという方に

    脈診は難しい、どうやって学んでよいかわからない、という方が多いと思います。

    脈にも顔と同じように相や表情があります。

    質問ですが、あなたは他人の怒っている顔と笑っている顔の区別がつきますか?


    まあ、ほとんどの方が「分かる」と言われると思います。

    脈を診るのも、顔の表情を区別するのと変わりません。

    つまりいろんな人の表情(脈)をみて覚えること。



    まずは健康人の脈をよく観て覚える。

    次に病んでいる人の脈を観て違いを感じること。

    それだけです。


    健康人と病人の脈の違いは?

    脈管の形、脈の流れや勢い、など違いを説明するのは簡単なようですが、じつは言葉で表現するのは難しいのです。

    顔の表情を言葉だけで説明できますか?

    例えば、怒っている顔。

    えっ〜と、まず目の毛細血管が充血していて、口輪筋が緊張して・・・・・わかりにくいですよね。

    それに言葉で覚えると間違う可能性があります。

    とにかく健康人と病人の脈を覚えて、それが健康な脈なのか、異常な脈なのかを判別できれば第1段階としてはOKでしょう。

    脈を押さえる力はマシュマロが半分くらい潰れる程度の圧。

    最初は浅いところ、深いところなどと考えず、まず脈相を観る。

    顔の表情を見るように。

    それだけで良いです。

    本会の研究内容

    • 2011.05.18 Wednesday
    • 10:52
     

    経絡治療において脈診は重要です。気の変化が少しずつ物質化していき最初に現象としてでてくるのが脈、そして皮膚、筋肉、骨と変化していきます。

     

    ですから脈の変化から気の変化を予測するのが、もっとも気に近い位置からの観察になりますが、脈は気そのものではありません。

    ですから気と経絡の変動をダイレクトに感覚として捉える技術の開発が本会の研究テーマです。

     

    脈を診る場合、初心者のかたは強い弱い、速い遅い、を診ますがそれは脈を数値化して観ることにつながります。つまりそれは西洋医学(現代科学)です。

    そうではなくて脈の象(かたち)をみなくてはなりません。形ではなく象です。

    脈の強弱で判断すると、どんな脈でもなんらかの証がたちますが、象(かたち)で判断すると経絡の変動が感じられず、証がたたない場合があります。


    すると一見変動がありそうな脈でもその人にとっては平脈である場合が意外と多いのです。


    つまり脈差診で肝虚や脾虚に観えても経絡の変動を伴っていなければ平脈とするわけです。


    平脈とは左右なんら差のない平らな脈のことを言うのではなく、その人固有の脈の象(かたち)が正常なかたちで現れていることです。

    そのかたちは指紋や顔かたちが違うように人それぞれ違います。ですから平脈は人によって違うということです。それを考慮して判断しなければなりません。


    それができると、経絡治療の適応か適応外かどうかの鑑別ができますし、予後判定も間違わずにすみます。

     

    次に四診合算についてですが、多くの方はこれを多数決のように勘違いしておられるかたがいます。四診合算は多数決で証を決める方法ではありません。

     

    四診すべてが一致していないと証決定できない、というのが四診合算です。


    ですから間違いないと思えば、望診だけで証決定する場合もあります。望診で自信が無い場合、脈診や腹診で確認作業をします(もちろん逆の場合もあります)。

    もしこのとき望診と脈診の結果が一致していなければ、入念に診察をやり直します。


    経絡の変動があり(つまり経絡治療の適応である)、望診や脈診で証決定をした次は適応側および使用穴の選択です。


    それは切経で選択します。適応側の男女差、健側患側は判断基準として、まったくあてにならないと考えています。

     

    使用経穴が決定されたら鍼を当てるのですが、鍼を当てると変動経絡をたどって気が走ります。

    走った先は出口となりますが、この気の入る口の経穴と出口の経穴は本治、標治または陰と陽のように対の関係になって存在します。


    ここで気の出口を塞ぐような操作(透熱灸など)をすると気が通らずに治癒反応が妨げられることになりますから注意が必要です。


    つまり気が走った先は禁灸点となるのです。

     

    逆に気の入る口の経穴は、気(刺激)を必要としていますから少々乱暴な操作をしても(例えば強刺激や透熱灸)許容してしまいます。


    そして要穴と言われているツボはほとんどが気の入る経穴にあたっている確率が高いものです。

    要穴に鍼をすれば下手な鍼でも、ある程度効いてしまうはこのためです。

     

    ですが陽病と陰病では気の入る口と出口が逆転して現れることがあり、その場合は要穴でも気の出口にあたっている場合があり、そんな状態の時に要穴に手荒な操作をしてしまうと強烈な誤治反応を起こすことがありますから注意して鑑別しなければなりません。

     

    さて、気の滞りが存在して変動経絡があれば経絡治療の適応であり、必ず良い結果をだせます。ですから変動経絡のあるなしを確実に判別しなければなりません。

     

    科学的な観察方法は主体と客体を分けて、その対象を比較検討し差を求める方法ですが、東洋医学の観察方法は主体と客体を分けない方法をとります。


    つまり経絡の変動の観察は差を求めてはいけないのです。姿勢の傾きや関節の可動域や角度、皮膚の色、脈の強弱、速度、皮膚のざらつき、硬軟等、はこれらすべて差を求める方法ですから、必要最小限に止め、東洋医学的な経絡変動の観察とのバランスを考慮する必要があるかと考えます。

     

    もちろん、その両者のどちらに偏っても良くないと思います。

    経絡治療の勉強会3

    • 2011.03.19 Saturday
    • 15:08

    経絡治療は、なぜ圧倒的な効果をだせるのか?

    経絡治療では脈を重視しますが、その理由は気の変動をうかがうためです。

    気そのものは、ダイレクトに観察できませんが、その「気」がだんだん象
    (かたち)をまとい、姿を現したものの一つが脈なのです。

    ですから、脈の動向から「気」の変動をうかがうのです。

    そして、その「気」の変動は皮膚接触による鍼でしか調整できない部分があります。

    深く刺入する鍼とはまったく目的が違うのです。

    深刺の鍼で調整している「気」とは種類が違うものを取り扱っていると考えていただいてもかまいません。

    皮膚表面からの気の調整をしたほうが効果がだせる疾患が多数存在します。

    だから適応症であれば圧倒的な効果がだせるわけです。

    経絡治療はあなたが現在実践されている治療体系を邪魔するものでも否定するものでもありません。

    それどころか、あなたの施術能力の幅を広げてくれるものとなることと思っています。

    あなたの施術体系にぜひ、皮膚表面からの気の調整を取り入れてみませんか?

    あなたの豊かな鍼灸師ライフのために。

     

    経絡治療の勉強会2

    • 2011.03.18 Friday
    • 15:05

    経絡治療ではほとんど刺さない鍼をします。

     

    痛みもなく、心地よい鍼です。

     

    それが経絡治療の利点でもあり、同時に敬遠される理由にもなっています。

     

    まず疑問に思われるのが、「そんな軽い刺激で本当に効くの?」

     

    次に、「そんな軽い刺激の鍼で効かせるようになるには、よほどの修練が必要じゃないの」

     

    という2つの疑問をよく聞きます。

     

    まず、経絡治療は特殊な技術を修得することで接触鍼のみでの効果をだしているわけではありません。

     

    極論すれば穴所に鍼を当てるだけでも効果はだせます。

     

    もともと皮膚への刺激が目的だからなのです。

     

    こう言うと、えっ?と思われる方も多いでしょうか。

     

    じつは、皮膚の感覚受容器からの刺激と、皮下組織の感覚受容器からの刺激とでは刺激が脳に伝わるルートも、

    効果も違ってくるのです。

     

    ですから、深く刺す鍼刺激とは違う目的のために接触鍼をしているのであって、

    深刺しの鍼手法を否定しているわけでも、達人技でもって接触鍼をしているわけでもないのです。

     

    当然、深刺の鍼と経絡治療では治効理論も適応症も違ってきます。

     

    適応症は8割方は同じなのですが、1〜2割程度、それぞれ得意分野が違います。

     

    ですから経絡治療の基礎を覚えておくだけでも、治療家としての幅が広がりますよ!

     

    経絡治療の勉強会

    • 2011.03.17 Thursday
    • 15:01

     経絡治療は古典の理論をもとに体系づけられています。

     

    そして、その理屈が難しいですよね。陰陽五行論から始まる古典の理屈・・・。

     

    その難しさ、怪しさが鍼灸の魅力であり、逆に敷居の高さの原因ともなっています。

     

    しかし、鍼というのは実は単純なんです。

     

    Aという脈状がある、そこにBという鍼の手技をほどこす。

    すると脈状Aは脈状Cに変化して、病(やまい)は治癒へ向かう。

     

    つまりA+B=C。

     

    これは客観的に観察可能でまた、再現性のある事実、です。

     

    つまり、この部分の事実だけを観察するならば、経絡治療は非常に科学的な医学ということになるんです。

     

    しかしAとBの間になにが起こっているのか?そのあたりがブラックBOXになっていてその理論がわかっていない。

     

    そこで古代の鍼灸師たちは、自然現象の観察のなかからその理屈を考え、さまざまな古典理論が生み出されたのです。

     

    しかし、それらの理屈はあくまで仮説であって、事実として証明されているわけではありません。

     

    さらに仮説ですから、さまざまな矛盾点も存在します。

     

    ですから経絡治療の運用には、実はそこまで難しい理屈を覚える必要はないのです。

     

    経絡治療の運用には事実として確認できる最低限の知識だけあれば、あとはシステマチックに施術できてしまいます。

     

    習ったその日から施術できてしまうのが経絡治療なんです。

     

     

    しかし、同時に奥も深い。

    やればやるほど、その奥深さも見えてくる。

     

    そんな経絡治療ですが、

    難しい理屈は後にして、まずは実践してみる、それができるのが経絡治療です。

     

    使える経絡治療、それを目指します。


     

    脈をみる(第35回経絡治療学術講習会より)

    • 2011.03.15 Tuesday
    • 14:55
    脈を診る、その相手に意識を集中!

    脈の強さ、弱さをただ数値化して診ても意味はない。その脈の先にある経絡の動き、生命の動きを観察しているのです。

    経絡の変動をダイレクトに観察することは困難ですが、その気の動きが象(かたち)となって現れた一つが脈なのです。その脈を伺うことで、気の流れの動向を推察していきます。

    東洋はり医学会の鍼治療の特徴は接触鍼ですが、血(けつ)の変化を要するときは深く刺入する豪快な鍼法を用います。

    気の変化、経絡の変動に合わせて鍼の手法を用いる、そこには生きた経絡、経穴を扱うプロの技術があります。

     経絡治療家は人の生命を左右するほどの効力のある鍼法を身に着けていきます。その自覚があるため、自ずと真剣にならざるを得ません。

    一鍼に魂を乗せて、鍼をうつ。その一鍼が大きく経絡の動きをコントロールしていく様は圧巻であり、見事としかいいようのない芸術的な手法です。

    経絡治療の修練はあくまで楽しく、笑顔で、明るくが基本です!

    楽しくなければ経絡治療じゃない、といっても良いくらいです。

    本会の実技会場は真剣さのなかにも、参加者の笑顔が多く見られるのも特徴です!


                      第35回わかりやすい経絡治療学術講習会公式ホームページより抜粋

    絶滅の危機、東洋医学と鍼灸

    • 2010.07.20 Tuesday
    • 09:05
    現代において本来の東洋医学を学ぼうとする鍼灸師は全体の1割もいないとされている。

    1割といえば、絶滅の危機に瀕していると言ってもよいのではないか。

    もし西洋医学のみになったらどうか?

    厳然たる純粋な東洋医学が存在しているからこそ西洋医学が存在できるんだ。

    そのことを忘れてはいけない。

    西洋医学と東洋医学は全く別の医学なんだ。


    東洋医学を西洋医学の理屈で解釈しようとするところに無理が生じる。
    もともとの計るものさしが違うのだ。

    あえて、東洋医学の気や経絡を科学的に説明しようとするなら、「わからない」が正しい説明だと思う。


    それを無理に科学的に説明をつけようとすることは、仮説はおろか空理・空論とさほどかわらない。

    東洋医学を守ろう。

    ぜひとも国家事業にして欲しい。

    問診3

    • 2010.04.26 Monday
    • 17:48
    さて、最後の1つですが、それは無症状だけれども気滞がある状態のときです。

    つまり患者本人の自覚症状にはまったく現れていない状態。

    ですが、気の滞りを感知できるということは、症状の自覚がないだけで、すでに病を発症しているのと同じ事ですよね。

    ですから未病の状態とは少し違います。

    未病の予防は本当の養生法のことで、気の滞りや経絡の異常を調整することを言うのではありません。
    このあたりを混同している方が多いように思います。 

    ですから気の滞りから変動経絡を確認し、問診で洗い出していくと本人も気づいていなかった体の変化や嗜好の変化を発見することがあります。

    例えば、胃経の気の滞りで自覚症状は無かったが、よく思い返してみると最近、食事の好みが変わったとか、食べても空腹感が消えないとか、なにかしら将来の病気に発展しつながっていきそうな変化が見つかったりします。

    少しでも気の滞りを感じたら注意です!

    問診2

    • 2010.04.25 Sunday
    • 00:04

    問診で患者さんの意識に上がってこない症状は聞き逃すことがある。

    そう前回の日記で書きました。

    それには3種類あると思うんですよね。

    ひとつは前回書いた慢性化、日常化した症状。

    もうひとつは、患者本人が他の症状が気になるために忘れている場合。
    これが実際には以外に多いんです。

    先日も急性腰痛の痛みが和らいできたら「そう言えば肩も痛かったんですよ」と、四十肩を訴えだす方がいました。

    経絡治療では相剋調整が基本なのですが、その方は脾肝相剋(脈診による)でした。でも肝木の変動に弁別できるような具体的な症状は最初なかったんです。

    後になって、それは肩に症状となって現れていたんだな、と気付きました。

    そういうことがよくあります。

    さて、最後の3つ目ですが、それはまた次回にします。

    問診

    • 2010.04.23 Friday
    • 18:37
    前日の患者さんの「よくなりました」はあてにならない、と似ていますが、問診時の患者の訴えも実は当てにならないことがままあります。


    まず、患者さんにとって日常化している症状は訴えるレベルにあがってこない。


    例えば便秘です。

    あまりに日常化していると、便秘している状態があたりまえになってくるので、こちらが聞かない限り便秘の症状を訴えないことがあります。


    また便秘のレベルがこちら側とあまりにずれていると、聞いても教えてくれません。

    つまり患者さんの独自の判断基準で3〜4日に1度は正常、7日以上いかないと便秘ぎみ、と思っている方がいらっしゃいます。


    体の状態を的確に判断、評価するのは結構難しいものです。